知事ブログ 最新の一打
![]() | 日々の公務の中で感じたことを日記形式で発信していきます。 いただいた意見を参考に、より面白いブログにしていきます。 |
5月24日(木曜日)の一打「あえて福島県で関東地方知事会」
昨日、福島県の裏磐梯の一角で関東地方知事会が開催されました。あえて東北ブロックの福島県で開催したのは、原子力発電所の悲惨な事故に見舞われた福島県を関東地方知事会の開催地に選ぶことで、観光客激減など風評被害で苦しむ被災地を関東地方知事会として全面的に支援しようということです。
観光客がいくらか戻ったといいますが、それでも3割ないし4割は減ったままだと聞いています。また、農産物なども風評被害で県外ではなかなか評価されない状況にあるそうです。こうした状況が福島県の復興にさらに足かせになっていくという悪循環を生んでいる訳です。
復興庁をつくり国を挙げて被災地の支援を行っているものの、佐藤雄平(さとう ゆうへい)福島県知事の言葉を借りれば「相変わらず縦割行政の壁に妨げられ、復旧・復興も思うように進んでいない」とのことです。いずれにしても福島県、宮城県、岩手県の被災県ではいまだに多くの方々が県外に避難しており、これから先どうなるのかも分からない状況であり、被災地の皆さんも大変辛い思いをしているというふうに察しております。
また、がれきの処理については依然として総論賛成各論反対という状況があり、広域的な処理もあまり進んでいません。近々、埼玉県では地元の理解をいただき、岩手県の野田村周辺の木くずの広域的処理を行えるようにいたしますが、できるだけ被災地の県民の身になって考えていきたいものだと思います。
関東地方知事会が福島県で開かれ、そしてわずかの時間でしたが会津若松城を訪れ、若干の観光と郷土料理を味わうことで、多くのメディアの皆さんにも集まっていただきました。関東地方知事会が地元の新聞やTVはもとより、こんなに全国ニュースで流れたことはないような気がいたします。そういう意味では関東地方知事会による福島県あるいは他の被災県への支援については相当なアピールになったのかなと思います。
被災県の復旧・復興には、まだまだ様々な支援が必要です。改めて埼玉県も、福島県をはじめとする被災県に対する支援のアイディアを募集していきたいと思っております。

会津若松城で撮影
5月23日(水曜日)の一打「埼玉西武ライオンズVS読売ジャイアンツ」
また狭山茶の宣伝になります。昨日は、プロ野球セパ交流戦埼玉西武ライオンズと読売ジャイアンツの試合が西武ドームで行われました。
そこで、狭山茶応援スペシャルデーとして、私が始球式やあいさつをさせていただく中で狭山茶のアピールを行うとともに、埼玉西武ライオンズの栗山巧(くりやまたくみ)選手と読売ジャイアンツの高橋由伸(たかはしよしのぶ)選手に狭山茶をプレゼントしました。
スポーツは喉が渇きます。だからといって喉の渇きをさらに増すような飲み物だと体にとって心配です。その点、狭山茶はしっかりと喉の渇きを癒し必要以上に水分を取らなくても済むようになっていますのでスポーツをするときの飲み物としても優れています。しかもビタミンCが多いのでスポーツをする人にも大変意味のある飲み物です。
球場の入口では、「狭山茶もてなし隊」や茶娘たちが一生懸命試飲の狭山茶を振る舞っていました。小雨でしたけれどもしっかりアピールしました。また、先日御紹介した11トントラックのLED大型ビジョンでもCMを流してしっかりアピールしました。
何度も何度も狭山茶の話になりますが、新茶の時期でもあり狭山茶応援のイベントが多いこともあって、今回も狭山茶の話になりました。どうぞ皆さんよろしくお願いいたします。

狭山茶を応援しています。
5月22日(火曜日)の一打「健康長寿プロジェクト」
昨日、私の3大公約の一つでもあります「健康長寿プロジェクト」のキックオフイベントを行いました。知事公館で、各市町村のゆるキャラを「けんこう大使」として委嘱しました。そして健康長寿モデル市であります東松山市、坂戸市、朝霞市の各市長さんから直接、事業の説明を出席の市町村長や市町村担当者にしていただきました。
国民健康保険は自営業者や企業などを退職された方々などで構成されている健康保険でありますが、各自治体ではこの国民健康保険の運営に四苦八苦しています。
一つは、加入者に高齢者が多いことから、医療費がかさみ保険料だけで賄うことができず、一般会計から繰入れをせざるを得ないような状況になっているからです。
そこで、各自治体では医療費抑制に向けた健康のための様々なプログラムを実践しておりますが、まだまだ決定的なものはありません。
こうした中、この課題に答えを出している自治体があります。埼玉県では小鹿野町です。小鹿野町は、埼玉県内では高齢化率が3番目と高いにもかかわらず、一人当たりの後期高齢者医療費は2番目に低いということが実現できている町であります。この町は町立小鹿野中央病院を中心に保健師などが健康プログラムを展開していることが功を奏しているようです。
ただし、人口が1万3千人という小さな町であり、なかなか全体のモデルにはなりきれないので、人口10万人規模の東松山市、坂戸市、朝霞市で実証実験を展開する中で一つの答えを見いだそうと取り組んでいるところであります。
それぞれ特色を持った健康プログラムを展開するわけですが、このプログラムの実証的な成果を県全体の指針にすべく各市町村に対してしっかりとアピールしながら底上げを図っていきます。
例えば特定検診をよくやっているところの医療費はどのようになるのかとか、あるいは健康状態はどうなるのかなどをしっかりと検証しながら埼玉県民全体の健康度をアップしていきたいと考えています。
ただ長生きすればいいというわけではなくて、元気で生き生きと社会活動をしながら、地域社会の構成員としてもがんばりながら、楽しい老いを実現する。これが私の目指す健康長寿プロジェクトです。
5月21日(月曜日)の一打「利根川水系連合水防演習」
「第61回利根川水系連合水防演習」が、先週の土曜日にありました。場所は埼玉県久喜市(旧栗橋町)の利根川の河川敷です。
国土交通省と1都6県の合同の連合水防演習であり、埼玉、千葉、栃木、群馬、茨城の5県が持ち回りで行っています。本年は埼玉県の順番になりました。
首都圏最大の水源である利根川は、首都圏の水がめであり、農業用水であり、また工業用水でもあり、まさに関東平野全体を潤す貴重な川であります。
利根川は江戸時代に大工事により、東京湾に流れていたものを銚子沖に流すという流路変更を行ったものの、埼玉県東部地域の多くの住まいは利根川の堤防よりも低く、場合によっては川底よりも低いこともあり、一旦堤防が決壊すれば相当な被害になることは様々なデータで明らかになっています。
実際、昭和22年に埼玉県加須市(旧大利根町)で堤防が決壊し、1,000人以上の死者が出るなど甚大なる被害を被ったこともあります。その決壊場所には、カスリーン台風の碑が残っております。
その碑文には、とにかく後世の人たちは昭和22年程度の大水に耐えられるような治水事業をしっかりやってくれと、このように刻んであるくらいです。
そうした多くの自然災害を最小限度に食い止めたり、あるいはそれを避けることもときには可能であります。例えば堤防に亀裂が入った時に未然に決壊を防ぐ工法などによる対策について、地元の水防団の皆さんは常に訓練をしております。あるいは利根川の川底とつながり、堤防の下をくぐって住宅地側に水が噴き出すというようなこともあり、そうしたものをブロックする訓練なども行っております。
まさに、こうした地道な訓練を含めた水防訓練や水難事故の救出・救護訓練などを朝の9時半から12時半まで行ったところであります。
いずれにしても初期の段階では、地元の水防団による水漏れ、亀裂などをカバーすることが、極めて有効な対策であるということを多くの参加者が感じたところであります。
利根川流域では、この10年間で28か所の漏水が発見されております。平均すると1年間に2回ないし3回は、利根川の土手において漏水が起きています。日頃は我々に恩恵をもたらす水も、時には我々に対して暴力的な大変大きな力になるんだということも考えさせられる訓練でした。
5月18日(金曜日)の一打「狭山茶もてなし隊」
またまた狭山茶のニュースです。昨日、お昼に「狭山茶もてなし隊」の出陣式を行いました。これから狭山茶を徹底的にアピールしようということで、「狭山茶もてなし隊」が結成されました。女性5名に男性1名のグループです。
さらに昨日は、入間市、狭山市、所沢市からそれぞれ2名の茶娘が参加し、また吉本お笑い芸人である「フラッパー☆」のゆっちゃんと「ふくろとじ」の皆さんが、「勝手に狭山茶応援隊」として応援に来てくれました。そして、埼玉県出身で各種イベントで御活躍されている牧野美千子さんに司会をしていただきました。
何よりもすごいのは、11トントラックのLED大型ビジョンであります。これは新座市の福田運送の福田社長さんの御厚意で提供していただきました。このLED大型ビジョンで、蜷川幸雄(にながわ ゆきお)彩の国さいたま芸術劇場芸術監督に出演していだだいた狭山茶のTVコマーシャルをアピールしたところです。さすがに特大の大型ビジョンで見るTVコマーシャルは抜群に迫力があって、本当にすごいです。
これから各種イベントで、この「狭山茶もてなし隊」や茶娘たちはいろいろな形で狭山茶のアピールをします。昨日はさいたま新都心でアピールをしました。また5月22日にプロ野球埼玉西武ライオンズ対読売ジャイアンツの試合が行われる西武ドーム周辺でもこの「狭山茶もてなし隊」や茶娘たちが活躍します。どんなおいしいお茶が振る舞われるか楽しみにしていただきたいと思います。
5月17日(木曜日)の一打「九都県市首脳会議」
昨日は、千葉市長を座長とする九都県市首脳会議が東京でありました。九都県市首脳会議とは、首都圏の1都3県と政令市である横浜市、川崎市、相模原市、さいたま市、千葉市、これら5政令市が一緒になって首都圏の課題を解決するために設置されているものであります。
政令市は県と同じ権限を持っているので政令市を加えなければ、なかなか首都圏全体での共同事業ができないこともあり、九都県市首脳会議という形になっております。
こうした会議は埼玉県、群馬県、新潟県の三県サミットあるいは1都9県の関東地方知事会などいろいろあります。この九都県市首脳会議は首都圏という共通する立地条件にあるため基本的に利害がほとんど一致しており、首都圏の都市部の共通課題を解決していこうという組織であります。
これまで共同で実施した事業の代表例としては、東京都が提案した「ディーゼル車の排出ガスの規制」があります。埼玉県や東京都では現在、黒煙を吐いて走っているトラックはありませんが、地方に行くとまだ結構あります。これは、1都3県ではこうした黒煙を吐くディーゼルのトラック、バスなどは走れないことにしたからです。このため1都3県だけ新車を集めて古いトラックやバスは地方に行っているという話もあります。本当は、日本中でやらなければならないことだと思います。
また埼玉県が提案した「青少年の健全育成条例による規制の共通化」もあります。例えばポルノビデオが書店の見える場所に陳列されていても許される都県もあれば駄目な都県もありました。こうした部分を全て駄目なものは駄目、いいものはいいというふうに共通化していくことで、青少年の健全育成を県域を越えてやっていこうとするものです。青少年が携帯電話の有害なインターネットサイトにアクセスできないようにフィルタリングをかけることも九都県市でやるとか、こうしたことを実現したりしています。
現在、埼玉県の提案で自転車の安全運転の共通キャンペーンを九都県市でやっています。このように首都圏の大きな課題を行政界をまたいで解決することに、この九都県市首脳会議の意味があります。
昨日は東京都の石原知事からいわゆる首都のバックアップ機能の確保についての課題などが提案されました。大阪とかそういったところにバックアップ機能を持たせるべきだというような議論もありますが、あまり遠い所では意味がないので首都圏にというような提案でした。
皆さん御存知のように、さいたまスーパーアリーナのある埼玉県のさいたま新都心には様々な国の出先機関があります。官邸の危機管理センターや内閣府、防衛省がもし使用不能になった時には立川の防災基地に緊急災害対策本部が移りますが、この立川の防災基地も駄目な時には、さいたま新都心にある国土交通省関東地方整備局を活用することが想定されていると言われています。また警察庁が機能を失った時には、同じくさいたま新都心にある関東管区警察局がその機能を代行する候補の一つとして挙げられています。このようにさいたま新都心の各省庁に首都のバックアップ機能をおのずから想定しているところもあるのですから、こうしたところをもっと機能強化すればいいのではないかと私が逆提案をさせていただきました。
いずれにしても危機管理に強い国家、地方自治体になることが喫緊の課題であるというのは、昨年の3.11の東日本大震災をみても御理解いただけると思います。九都県市首脳会議でもこうした大災害や危機に強い体制づくりを進めているところです。
5月16日(水曜日)の一打「蜷川幸雄芸術監督と狭山茶」
彩の国さいたま芸術劇場を舞台に「彩の国シェークスピア・シリーズ」を上演したり、55歳以上の団員(平均73歳)からなる「さいたまゴールド・シアター」という演劇集団や若い人たちの養成の場である「さいたまネクスト・シアター」をつくったり、演出家として国際的にも大活躍の蜷川幸雄(にながわ ゆきお)彩の国さいたま芸術劇場芸術監督が、このたび、狭山茶ブランドアップキャンペーンに男気で出演してくれました。
蜷川芸術監督は、川口市の出身でこよなく埼玉県を愛され、なおかつ飲み物は常にお茶で、心から狭山茶が好きな方でございます。
福島第一原子力発電所の事故による放射性物質の飛散の被害を受けた平成23年産の狭山茶は、基準値超過という事態を受けて、その後は全銘柄を検査し安全なものしか販売しないという対応をとったのですが、風評被害もあり茶業の皆さまは壊滅的な打撃を受けました。
平成24年産の新茶は、その名誉回復のために昨年10月の段階から茶園の徹底した安全管理を行ってきました。また、全ての茶工場でしっかり検査をして安全を確認した上で販売体制をとるという仕組みにしています。さらに、今後は販売されているものも検査していきます。
いよいよ新茶のシーズンです。この機会に徹底的に狭山茶をPRしようということにしました。TVコマーシャルでは蜷川芸術監督が「ノーギャラでもいいから」と出演を快諾してくれました。そしてポスターにも登場していただきました。キャッチフレーズは「コク、旨み 狭山茶」です。
また、埼玉県秩父市出身の落語家、林家たい平師匠にも茶の花のイラストを描いていただいており、狭山茶のPRに使っていきます。
さらに、5月22日にはプロ野球のセパ交流戦があり、埼玉西武ライオンズ対読売ジャイアンツの西武ドームでの試合を、狭山茶応援スペシャルデーとして開催します。私自身も始球式に臨み、両チームへの狭山茶の贈呈、茶娘の登場など球場全体で狭山茶をPRする機会にしていきます。このようにいろいろなかたちで狭山茶を応援していきます。
一昨年、「彩のかがやき」が酷暑により、米粒の中に白い線が入る白未熟粒(しろみじゅくりゅう)という被害を受けたとき、味は変わらないということで大販売キャンペーンをしたところ、いつもの年より早く売れてしまいました。そして「彩のかがやき」のブランドも高まりました。
狭山茶についても同じように、災い転じて福となす。このようにしていきたいと思っております。
5月15日(火曜日)の一打「電気料金」
東京電力は企業などの大口向け電気料金を4月から平均17%値上げしましたが、今回、家庭などの小口向け電気料金も7月から10%値上げすることについて正式に申請しました。
東京電力の供給電力の60%を企業などの大口が使用しており、家庭などの小口は40%使用しています。しかし不思議なことですが、東京電力の収入源は、企業などの大口が9%で、家庭などの小口が91%であり、東京電力の収入のほとんどが家庭などの小口の電気料金で賄われております。
家庭用の電気料金は、その使用量に応じて課金されますが、企業用の電気料金は標準的な料金メニューはあるものの、実質的には双方の話し合いで電気料金が決まっていくという不思議な世界であります。例えば、新日鉄が1キロワット当たりいくらの電気料金を払っているか分からないのです。
今回の値上げで米倉経団連会長などは、いち早く理解を示してすずしい顔をしているのもひょっとしたらと、私などは疑念を持たざるを得ません。
現在、東京電力の火力発電所の燃料は、原油よりも天然ガスが中心になりつつあります。この天然ガスの値段ですが、アメリカはシェールガスを100万Btu(英国熱量単位)当たり2ドルで買っています。日本は100万Btu あたり16~17ドルで買っており、スポット価格では20ドルでも買っているようです。ヨーロッパは9ドルで買っています。東京電力は、多くの人が知らないところで火力発電所の燃料を安易に高く買っていることも問題にされなければならないと思ってます。
産業用の電気料金については、情報が完全に公開されているのであれば、産業政策と雇用の拡大のためにあえて大口は安くするという考えも一理あります。いずれにしましても、東京電力の電気料金問題はオープンな議論が必要ということです。
5月14日(月曜日)の一打「国際バラとガーデニングショウ」
土曜日に所沢市の西武ドームで行われている「第14回国際バラとガーデニングショウ」に行ってきました。これは国際バラとガーデニングショウ組織委員会(毎日新聞社、NHK、スポーツニッポン新聞社)が主催するものです。
球場の全てを埋め尽くすぐらいの最高の逸品であるバラの花と、造園業やエクステリアアーティストによる造形美術、イギリス風のガーデンや日本風のガーデンあるいは極めて幻想的な童話の世界に出てくるような庭園など、いろいろな形でバラを中心にした造形美術が展示されております。
こうした様々な種類のバラや、バラを中心としたドラマチックなガーデンなどを見ますと、なるほどこのような庭造りもできるのかというようなヒントが与えられ、多くの来場者の目を楽しませていたような気がします。特に人気のあるバラをモチーフにしたイギリス風庭園の展示、あるいは特別展示「ベルサイユのばら」として、マンガや劇で有名になりました池田理代子さんの「ベルサイユのばら」の名を冠したバラや宝塚歌劇団の公演衣装なども展示されています。
大きな球場ですから一品一品のバラも楽しめる、展示ガーデンも楽しめる、そして様々な物語も楽しめます。私は日程の都合で1時間ほどで会場を後にしましたが、最低でも3時間ぐらいの時間はほしいなと思いました。次回行く時は十分な時間を掛けて楽しみたいと思います。いつもは、「花よりダンゴ」ですが、そんな私でも感激しました。
「国際バラとガーデニングショウ」は5月12日(土)から20日(日)(5月16日(水)は休み)まで開催しております。ぜひお出かけください。
5月11日(金曜日)の一打「映画『武蔵野S町物語』」
昨日、埼玉県の志木市を舞台にした「武蔵野S町物語」という非常にファンタジックないい映画を見ました。
昭和30年代の志木の街の風景や特に子どもたちが隠れ家を作って遊んだり、女の子に対しても素直な慕情を表したりすることができなくて、逆に反抗的な態度などを取ったりしていた情景が描かれています。
思い出せば私にもそんな風景が山ほどあったと思っております。現代の志木市の夏祭りなどを舞台にしながらも、昭和30年代の過去の祭りの風景と交差させるような形で、幼いころの思い出をつづる非常になつかしい風景がたくさんありました。
主演は主役の子供役が横山幸汰(よこやま こうた)さん、大人になってからの主役を演じるのが大杉漣(おおすぎ れん)さん、その妻が宮崎美子(みやざき よしこ)さんで昭和30年代の古き良き時代を背景にした大変すてきな映画でありました。「ALWAYS 三丁目の夕日」と同じようになつかしい時代を背景にした映画でありました。
私たちはこれからも高度に発達した様々な文明の利器を活用した社会をつくっていくわけですが、そうした未来づくりにおいても何か「なつかしい未来」ともいうべきものを常に備えていくことが人間の感性には必要ではないかなと思います。なつかしい過去があるのと同じように、これからの未来も「なつかしい未来」というようなことが必要なのかなと私は思います。
「武蔵野S町物語」は埼玉県を舞台にした昭和30年代の原風景を題材にした映画です。誰にでもあった少年少女の時代がそのまま再現されているような気がします。おすすめしたい映画です。


