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教えて!お仕事/仕事ファイルNo.9 消防士

印刷用ページを表示する 掲載日:2010年3月19日更新

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仕事ファイルNo.9
消防士(しょうぼうし)
廣田詠士さん
教えてくれた人
所沢市(ところざわし)中央(ちゅうおう)消防署(しょうぼうしょ)
第二(だいに)大隊(だいたい) 救助隊(きゅうじょたい)
廣田(ひろた) 詠士(えいじ)  さん
 

1 消防士ってどんな仕事?

車庫に並ぶ、いろいろな種類の車

 みなさんが電話で119番をかけると、どこにつながるでしょう?
 そう、消防署ですね。今回のお仕事・消防士は消防署にいて、通報(つうほう)があればすぐに出動できるように、24時間待機(たいき)しています。みんなが寝(ね)ている間も、学校で勉強している間も。

 消防士の仕事は、大きく3つに分けることができます。
 1つ目は消防隊の仕事。火事の現場(げんば)に出場(しゅつじょう)し、消火活動を行います。
 2つ目は救急隊の仕事。事故(じこ)や病気などで生命(せいめい)の危険(きけん)がある人たちに応急(おうきゅう)処置(しょち)をして、病院まで運びます。
 3つ目は救助隊の仕事。火災現場はもちろん、災害(さいがい)や交通事故などに遭(あ)った人たちを救助する仕事です。
 このうち、今回教えてくれた廣田さんは、現在(げんざい)、救助隊の一員として活躍(かつやく)しています。

訓練中の救助隊員

訓練も常に全力で!

 災害現場では、1分1秒でも早く活動をすることが重要になります。そのために、日ごろから体力づくりや、知識(ちしき)の習得(しゅうとく)は欠(か)かせません。また、災害の予防のために、建物(たてもの)の消防用設備(せつび)の点検(てんけん)などの仕事もあります。
 消防士は、私(わたし)たちが安心・安全に暮(く)らせるために、なくてはならない仕事なんです。

2 教えて!廣田さん

 コバトンコバトン 小学生の時に好(す)きだった教科(きょうか)は何ですか?その理由(りゆう)は?
廣田さん 体育です。体を動かすことが好きでした。
 小学生の時は、少年野球のチームに入っていて、野球ばっかりやっていました。
 廣田さん1
 コバトン
 そのころの廣田さんの将来(しょうらい)の夢(ゆめ)は何でしたか?
 プロ野球選手(せんしゅ)か消防士でした。
 少年野球をしていたので、やはりプロ野球選手には憧(あこが)れていました。
 消防士は、小学校4年生ぐらいの時に、家の近くで火事があったんですね。そこで消防士が活躍(かつやく)しているのを見て、かっこいいなあと思いました。
 廣田さん2
 コバトン
 廣田さんが消防士になろうと思ったきっかけは何ですか?
 高校で将来の仕事を考えた時に、やっぱりこどもの頃からの「消防士になりたいな」という気持ちが強く残(のこ)っていたので、消防士になるための勉強を始めたんです。
 廣田さん3
 コバトン
 廣田さんは、消防士になるために、どんな学校に行ったんですか?
 高校を卒業(そつぎょう)してすぐ、消防士になりました。高校のあとに、専門(せんもん)学校や大学を卒業してから消防士になる人もいます。
 廣田さん4
 コバトン
 消防士になるために、必要(ひつよう)な資格(しかく)や、受けなければいけない試験(しけん)はありますか?
 試験は、各(かく)消防本部の試験を受けなければいけません。そこで合格すると、消防士になれます。
 消防士になるために必要な資格は特(とく)にありませんが、大型車(おおがたしゃ)の運転免許(めんきょ)危険物取扱者(とりあつかいしゃ)などの資格を持っていると、仕事に活(い)かすことができますね。
 仕事上で必要な資格は、消防士になってから取ることもできます。
 廣田さん5
 コバトン
 消防学校が鴻巣市(こうのすし)にありますが、消防学校にはいつ通うのですか?
 まず、消防士になってから6カ月間通います。寮(りょう)に入って、消防士として基礎的(きそてき)なことを学びます。
 また、経験(けいけん)を積(つ)んで、専門的な知識を学ぶ時などにも通うことがあります。
 廣田さん6
 コバトン
 消防士になってから、自分が考えていたイメージと違(ちが)った部分はありましたか?
 消防士って、常(つね)にからだを動かしているイメージがあったんですけど、実際(じっさい)は机(つくえ)に向(む)かう仕事も多いっていうことですね。
 出動したあとには必ず報告書(ほうこくしょ)をつくりますし、みんなが通っている小学校などから提出(ていしゅつ)された、消防用設備の書類(しょるい)などをチェックしているんですよ。
 廣田さん7
 コバトン
 消防士として、大切なことってなんですか?
 まずは、健康(けんこう)管理(かんり)ですね。自分が健康じゃないと、災害現場で仕事に集中することができなくなってしまうので。
 それから、人の命を助ける仕事をしているので、その自覚(じかく)をして「強い気持ち」を常に持つことも大切ですね。気持ちひとつで、人は大きく変(か)わってきますから。
 廣田さん8
 コバトン
 消防士をしていて、今までで一番印象的(いんしょうてき)な出来事はなんですか。
 黒煙(こくえん)で目の前がほとんど見えない火災現場で消火活動をしていた時に、床(ゆか)が抜(ぬ)け落ちていることに気が付かず、突然(とつぜん)、腰(こし)ぐらいまでストーンと落ちたことがあります。
 火事の現場は怖(こわ)いけど、それでも活動しなければならないんです。人を助けることが、私たちの仕事ですから。
 廣田さん9
 コバトン
 消防士をしていて良(よ)かったなあと思うときはどんなときですか?
 火災や救助に出動して、死傷者(ししょうしゃ)が出なかった時は良かったなあと思います。
 廣田さん10
 コバトン
 消防士をしていて、つらいなあと思うときはどんなときですか?
 災害現場で、人が亡(な)くなってしまった時です。それだけは、つらいです。
 廣田さん11
 コバトン
 今の廣田さんの夢はなんですか?
 救助の方法(ほうほう)や救助器具(きゅうじょきぐ)の種類(しゅるい)など、覚えなければいけないことがまだまだたくさんあります。これからももっと勉強や訓練(くんれん)をして、まわりの人から頼(たの)もしいと思われる消防士になりたいです。
 廣田さん12
 コバトン
 最後(さいご)に、埼玉県のこどもたちにメッセージをお願(ねが)いします。
 私たち、消防士の仕事は「つらいからやめる」「熱(あつ)いから炎(ほのお)で包(つつ)まれた建物に入らない」とは決して言えません。限界(げんかい)まで全力で頑張(がんば)る仕事なんです。
 みなさんも、いろいろなことに興味(きょうみ)を持って、「つらいな」「イヤだな」って思うことでも、とりあえず頑張ってやってみてください。
 頑張ってやれば、あとで「やってよかったな」と思える時が必ず来ると思いますよ。
廣田さん

3 ある日の廣田さん

8時30分
 出勤(しゅっきん)、引継(ひきつ)ぎ、ミーティング
9時00分
 車両点検(車に積んでいる資機材の点検も行います。)
訓練1
10時00分
訓練
12時00分
 昼食
13時00分
 訓練や机に向かっての事務(じむ)仕事
17時00分
 体力錬成(れんせい) (体力づくりのためのトレーニング)
18時00分
 夕食
19時00分
 事務処理(しょり)・体力錬成・勉強等
22時00分
 仮眠(かみん)
 訓練2
2時00分
 夜勤時間
4時00分
 仮眠
7時00分
 起床・清掃(せいそう)
8時30分
 引継ぎ・帰宅(きたく)
   
※  このような1日の中で、災害への出場は最優先(さいゆうせん)になります。出場指令(しれい)がかかれば、どんな時でも出場して、消火・救助活動を行うことになります。
普通(ふつう)自動車の運転免許などを取ってから、3年以上(いじょう)過(す)ぎれば取ることができます。消防士にとっては、はしご車やポンプ車などの車を運転するために必要になります。
危険物を取り扱ったり、危険物の取扱いに立ち会ったりするする際に必要になる国家資格のこと。消防士にとっては、安全な消火・救助活動を行う際に、危険物の知識が必要になります。