埼玉県にとって必要な八ッ場ダム
このページでは、八ッ場(やんば)ダムの必要性や概要を掲載しています。
1 八ッ場ダムの必要性について
(1) 八ッ場ダムについて
埼玉県の北部、群馬県との県境を流れる利根川は日本を代表する大河であり、県土を潤し、川の国埼玉に恵みをもたらすとても大切な川です。
県土を潤す利根川(行田市)

八ッ場ダムはこの利根川の支流の一つである吾妻川において、利水、治水、発電を目的に国が建設を進めている多目的ダムです。
このダムの建設事業には、埼玉県のほか、群馬県、東京都、千葉県、茨城県、栃木県も参画し、事業費の一部を負担しています。
埼玉県は、水道水の安定供給に必要な水源を確保するため、また、利根川の洪水から県民の皆様の生命、財産を守るため、八ッ場ダムは必要であると考えています。
八ッ場ダム位置図(群馬県吾妻郡長野原町)

(2) 水道水の安定供給のため八ッ場ダムは必要
埼玉県では、多くの市町村が地下水を汲み上げて、皆様の家庭に水道水を供給していましたが、人口の急増に伴う水需要の増加に対応するため、過剰に地下水を汲み上げたため、地盤沈下が発生しました。
このため、県では、河川から取水した水を浄水場で浄化し、市町村に供給する県営水道事業を開始し、市町村は県営水道から送られて来る水と地下水等を合わせて、家庭や事業所に水道水を送っています。
県営水道における暫定水利権の割合 (平成23年4月1日現在)
県営水道では、平成23年4月1日現在、毎秒26.119立方メートルの水利権を河川法に基づき取得し、市町村に水道水を供給しています。
この中には、八ッ場ダムの完成を前提とする暫定水利権毎秒7.453立方メートルが含まれています。
その割合は、県営水道の水利権全体の29%となっており、その水量は、約160万人分の水道水に相当します。
県営水道の水利権の内、安定水利権は70%と少なく、県民の皆様に水道水を安定的に供給するためには、八ッ場ダムの完成による安定水利権の確保が必要です。
暫定水利権とは
暫定水利権は、ダムへの参画など将来の水源の確保が確実で、かつ、水需要が増大し緊急に取水する必要がある場合等に限って許可されます。
ダム等の水源施設が完成していないため、原則として河川の流量が十分にある豊水時のみの取水を条件として許可されている不安定な権利です。
利根川水系では、渇水時に安定水利権に比べて厳しい取水制限が行われています。
暫定水利権は、ダム等の水源施設が完成した場合、安定水利権となります。

利根川水系では、平成になってから6回渇水により取水制限が行われています。
平成13年度の渇水では、関係者の話し合いにより、安定水利権の取水制限率が10%、暫定水利権は20%となりました。
暫定水利権の割合が関係都県の中で最も高い埼玉県は、取水制限により大きな影響を受けます。
(3) 利根川の治水対策のために八ッ場ダムは必要
昭和22年のカスリーン台風時に利根川が氾濫し埼玉県や東京都を中心に約60万人の方が浸水などの被害を受け、被害額も約70億円に達したと言われています。
現在、カスリーン台風と同じ規模の台風によって同じ場所の堤防が決壊したと想定すると、浸水区域内の人口が約230万人、被害額は約34兆円にのぼると推定されています。
平成13年台風15号洪水による漏水(加須市大越地内)

平成13年の台風15号の洪水時には加須市などで堤防決壊につながる漏水などが生じ、利根川沿いの市町からも治水対策上、八ッ場ダムの早期完成を強く要請されています。
甚大な被害を経験した本県にとって、利根川の治水対策は大変重要です。

砂質層粘土層砂は水を通しやすい
粘土は水を通しにくい堤防 漏水のメカニズム

利根川の治水対策は、上流ダム群による洪水調節と河道改修等を組み合わせ、より早期にかつ確実に水系全体のバランスのとれた治水安全度の向上を図ることとされております。
利根川上流域の約1/4を占める吾妻流域には大規模な洪水調節施設がありません。
その吾妻流域に建設が進められている八ッ場ダムは、集水面積、洪水調節容量が利根川上流のダムの中で最大となっており、治水効果が大きいダムです。
八ッ場ダム 利根川上流のダムの集水面積及び洪水調節容量

2 八ッ場ダム建設事業の概要
3 トピックス関係
平成23年12月16日、東京都知事、埼玉県知事、群馬県知事、千葉県副知事、茨城県副知事、栃木県副知事が野田内閣総理大臣に「八ッ場ダム建設事業の決断を求める1都5県知事申し入れ」を行いました。
八ッ場ダム建設事業継続の決断を求める1都5県知事申し入れ [PDFファイル/107KB]
平成23年12月9日、東京都知事、埼玉県知事、群馬県知事、千葉県副知事、茨城県副知事、栃木県副知事が「前田国土交通大臣に「八ッ場ダム建設事業の継続」の決断を求める緊急声明」を行いました。
「前田国土交通大臣に「八ッ場ダム建設事業の継続」の決断を求める緊急声明[PDFファイル/124KB]
平成23年9月26日、東京都知事、埼玉県知事、群馬県知事、千葉県副知事、茨城県副知事、栃木県副知事が前田国土交通大臣を訪問し、「八ッ場ダム建設事業の早期完成を求める申し入れ」を行いました。
八ッ場ダム建設事業の早期完成を求める申し入れ[PDFファイル/53KB]
平成22年12月1日、東京都知事、埼玉県知事、千葉県知事、茨城県知事、栃木県知事、群馬県知事が「八ッ場ダム本体の早期完成を求める申し入れ」を行いました。
八ッ場ダム本体の早期完成を求める申し入れ[PDFファイル/96KB]
平成22年12月2日、八ッ場ダムについて1都5県知事からの申し入れに関する国土交通大臣のコメント
国土交通大臣コメント[PDFファイル/94KB]
平成22年10月25日、東京都知事、埼玉県知事、千葉県知事、茨城県知事、栃木県知事、群馬県知事が「八ッ場ダム建設事業に関する一都五県知事共同声明」を行いました。
八ッ場ダム建設事業に関する一都五県知事共同声明[PDFファイル/143KB]
平成22年7月27日、東京都知事、埼玉県知事、千葉県知事、茨城県知事、栃木県知事、群馬県知事が「八ッ場ダム建設事業に係る平成22年度負担金に関する1都5県知事の申し入れ」を行いました。
八ッ場ダム建設事業に係る平成22年度負担金に関する1都5県知事の申し入れ[PDFファイル/99KB]
平成22年4月20日、東京都知事、埼玉県知事、千葉県知事、茨城県知事、栃木県知事、群馬県知事が「八ッ場ダム建設事業に関する1都5県知事申し入れ」を行いました。
八ッ場ダム建設事業に関する1都5県知事申し入れ[PDFファイル/118KB]
平成22年1月14日、国土交通大臣より、平成21年11月13日及び12月2日の緊急申し入れに対する回答が送付されました。「八ッ場ダム建設事業に係る1都5県知事からの緊急申し入れ」への回答[PDFファイル/162KB]
平成21年12月2日、東京都知事、埼玉県知事、千葉県知事、茨城県知事、栃木県知事、群馬県知事が「八ッ場ダム建設事業に係る1都5県知事の緊急申し入れ」を行いました。八ッ場ダム建設事業に係る1都5県知事の緊急申し入れ[PDFファイル/270KB]
平成21年11月13日、東京都知事、埼玉県知事、千葉県知事、茨城県知事、栃木県知事、群馬県知事による「国による八ッ場ダム建設事業の再検証に対する1都5県知事の緊急申し入れ」が発表されました。国による八ッ場ダム建設事業の再検証に対する1都5県知事の緊急申し入れ[PDFファイル/95KB]
平成21年10月19日、東京都知事、埼玉県知事、千葉県知事、茨城県知事、栃木県知事、群馬県知事による「八ッ場ダム建設事業に関する1都5県知事共同声明」が発表されました。八ッ場ダム建設事業に関する1都5県知事共同声明[PDFファイル/312KB]
参考資料 [PDFファイル/2.15MB]
4 関連する情報
八ッ場ダムに関するリンク先
国土交通省関東地方整備局八ッ場ダム工事事務所http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba
※八ッ場ダムに関する詳細な情報を得ることができます。
関係都県

