平成23年度第2回企業の仕事と生活の両立支援推進セミナー 開催報告
平成23年度 第2回 企業の仕事と生活の両立支援推進セミナー 開催報告
平成24年1月25日にWith You さいたま(埼玉県男女共同参画推進センター)で、
「企業の仕事と生活の両立支援推進セミナー『女性の力で企業力アップ!』」を開催しました。
セミナー前半では、ワークライフバランスの専門家による基調講演を行いました。
セミナー後半では、女性の働きやすい職場づくりに取り組む県内企業による事例紹介と、パネルディスカッションを行いました。
大勢の方に御参加いただきました。 |
講師・パネリスト 基調講演 事例紹介 パネルディスカッション まとめ
チラシはこちらです[PDFファイル/392KB]
講師・パネリスト
基調講演 「ワーク・ライフ・バランス その必要性と課題」
○講師
日本女子大学 人間社会学部 現代社会学科 教授 大沢真知子 氏
パネルディスカッション
○パネリスト
株式会社クリタエイムデリカ 常務取締役 栗田美和子 氏
ポラス株式会社 人事総務部人事課長 石田茂 氏
○コーディネーター
大沢真知子 氏
基調講演「ワーク・ライフ・バランス その必要性と課題」
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日本女子大学 人間社会学部 現代社会学科 |
ワークライフバランスの必要性について、社会構造の変化や女性の意識の変化などから解説。
御自身の海外での経験や、様々な統計調査のデータを示して御講演くださいました。
企業における女性活用については、仕事と生活の「オン/オフ」だけでなく、
いかに女性従業員の能力を引き出し高めていくかという「アップ」の視点が重要であると指摘。
また、男女がそれぞれの個性を活かし、仕事と育児等の生活の場において互いに支えあっていくべきと強調されました。
基調講演資料[PDFファイル/2.1MB]
※資料内のデータはセミナー開催当時のものです。
パネルディスカッション
前半では女性の働きやすい職場づくりに取り組む県内企業2社による事例紹介を行い、後半に大沢氏をコーディネーターとしてディスカッションを行いました。
事例紹介 株式会社クリタエイムデリカ
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株式会社 クリタエイムデリカ |
「良い企業になるには、従業員満足が不可欠」とし、そこから顧客満足や地域満足、株主満足が生まれると語る栗田氏。
御自身の出会った様々な人に刺激を受けながら、ワークライフバランス推進や多様な人材の活用に積極的に取り組んでいらっしゃいます。
女性従業員の結婚・出産を機に企業内保育室「くりたのんな」を開設するなど、従業員と「長く一緒に働ける」職場環境づくりの取組について御紹介いただきました。
クリタエイムデリカ 事例紹介資料[PDFファイル/841KB]
※資料内の企業概要、取組事例等はセミナー開催当時のものです。
事例紹介 ポラス株式会社
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ポラス 株式会社 |
「ワークライフバランスとは、人生を昇華させるために仕事、地域社会、私生活を結びつけていくこと。」と語る石田氏。
女性が比較的働きにくいイメージがあるとされる住宅業界の中で、様々な部門において女性従業員の活躍を推進していらっしゃいます。
女性従業員の退職を防ぎ、男性にとっても働きやすい職場環境をつくるために取り組んでいるという育児支援についても御紹介いただきました。
ポラス 事例紹介資料[PDFファイル/2.26MB]
※資料内の企業概要、取組事例等はセミナー開催当時のものです。
パネルディスカッション
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パネルディスカッションの様子 |
栗田氏は大沢氏の
「多様な人材を積極的に活用しているが、企業としての理念があるのか?」
という問いに対し、
「人材を失いたくない、という強い思いがあり、従業員に対して企業ができることを模索した。」
「従業員を大切に思い、良い企業を作ろうと取り組む内に、自然にワークライフバランスや多様な人材の活用を実現できた。」
と回答。 「企業の中で、従業員が元気でいられるコミュニティを作ることが大切。」と力説されました。
石田氏は大沢氏の
「男性の領域とされている部門に女性を登用する取組について、きっかけや今後の展望は?」
という問いに対し、
「女性従業員に対して、課題や評価の基準を明確にせず、活躍の機会を奪ってきた実態があった。」
「女性顧客の要望に応えるために、女性従業員の力を活用するための取組を始めた。」
と回答。 今後更に女性の登用を進めていくと意気込みを語ってくださいました。
大沢氏は、短時間勤務制度についてもパネリストに意見を求めました。
栗田氏は
「若手の女性従業員には、今後管理職に育ってほしいと期待している。
また、今後結婚や出産を迎えた場合には、希望があれば短時間で働き続けてほしいと考えている。」
と述べました。
石田氏は
「仕事にかけた時間が長い従業員を高く評価する上司もいる。
全ての従業員に言えることだが、特に短時間勤務者については、時間当たりの生産性を評価することが重要となる。」
と指摘しました。
また、参加者の方から事前に寄せられた質問をコーディネーターが紹介。
○女性が働きやすく、十分に能力を発揮することができる職場環境を作る上でのポイント
○ワークライフバランス推進について、従業員は会社にどう働きかければ良いか
○ワークライフバランスを重視し、女性の働き方を工夫している企業であることのPR方法
○女性管理職に男性が付いて行くのだろうか?
等の質問について、パネリストのお二方に御回答いただきました。
まとめ
最後にパネリストのお二人に、
○栗田氏
「色々な人の話を聴き、企業の内外に人のネットワークを作ることが大切。
アドバイスしあうことで成長でき、困難を乗り越える時には励みになる。
日本の社会や自分の企業を良くしたいと思い続けていれば、必ず前に進める。」
○石田氏
「ワークライフバランス推進には、明確な目的が必要。
人材確保のPRに使うのも良いが、従業員のやりがいや働きやすさを追求し、
結果的に企業を発展させるという大きな目標を見失わずに取り組むべき。」
と一言ずつメッセージをいただきました。
大沢氏が
「女性が働きやすい環境ができれば、男性も働きやすくなり、日本全体が活力を持つ。今、我々は重要な課題に挑戦している。
パネリストの話を通して、「やればできる」という事を改めて実感した。この思いを胸に、課題に向き合っていきたい。」
と総括して、セミナーは終了となりました。
参加された方のアンケートでは、
「(基調講演の)日本と諸外国との比較が分かりやすく、今後のワークライフバランスの方向性も見えた。自社での活動の参考としたい。」
「(パネルディスカッションの)実体験に基づいた話は貴重なヒントになった。自分自身のエネルギーにもつなげていきたい。」
などの御意見をいただくことができました。

沢山の皆様の御参加ありがとうございました。

