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「渋沢栄一ベンチャードリーム賞」受賞企業を応援します!~暁峰株式会社~

印刷用ページを表示する 掲載日:2010年3月19日更新
暁峰株式会社
 再生液晶テレビ製造販売業
 設立:1999年1月
 資本金:1,000万円
 本社所在地:草加市
暁峰株式会社全景

  「今まで廃棄していた製品に新しい生命を吹き込む」
  平成19年度に同賞奨励賞を受賞した暁峰株式会社は、「社会文化の発展と地球環境の調和」を経営理念に掲げています。廃棄が主流であった中古パソコンの液晶パネルを再生、液晶モニターや液晶テレビを製造・販売するという他に類を見ない事業を、優れた発想力・技術力で実現した点や今後の環境問題への貢献可能性が高く評価され、受賞にいたりました。
 また、平成20年11月には第5回エコプロダクツ大賞において審査委員長特別賞を受賞しました。
平成19年度奨励賞受賞
暁峰株式会社のホームページ

エコプロダクツ大賞について
第5回エコプロダクツ大賞の結果についてのホームページ

渋沢栄一ベンチャードリーム賞とは
 ビジネスモデルが「新規性」、「独創性」及び「成長性」にあふれ、 今後大きな飛躍が見込まれ、かつ、社会に役立つ事業を営むという 渋沢栄一翁の起業家精神を受け継ぐ企業を表彰するものです。

 代表取締役社長の小林さんにお話しいただきました。


 御社の事業概要についてお聞かせください。

暁峰株式会社の社長の小林さんと常務の前田さん

代表取締役社長 小林 翔(こばやし しょう)さん

 小林社長(写真左)は中国福建省出身。天安門事件を機に日本に帰化し、起業。日本・中国双方における幅広い人脈や市場の変化への柔軟な対応力等を活かした事業展開を行う。前田常務(写真右)は証券会社での経験を活かし、小林社長の右腕として暁峰の成長を支えている。

 創業当初は、リース終了後の中古パソコンを買い取り、データ消去・再整備して海外に輸出していました。しかし、パソコン自体が安価になる中、付加価値のある商品を提供していかなくてはならないと考え、液晶モニターの再生利用の事業化に着手しました。現在はまだ中古OA機器販売が主力事業ですが、今後は、将来性があり高付加価値を提供できる再生液晶モニター・テレビ製造・販売を主力事業とするべく、積極的に研究開発・販路開拓等を進めていきたいと考えています。


 液晶モニターの再利用はどのように行うのですか。


 液晶モニターは、パネルを後方から照らすバックライトが劣化するだけで、パネル自体は半永久的に使用可能です。この液晶モニターの特徴に着目し、バックライトの交換を行い、回収したモニターの特性に合う製品に再生していくのです。
 現在、大手ビジネスホテルチェーンへの当社製品の導入を進めていますが、今後は小学校等の地上デジタル放送対応テレビ導入の機会や防犯モニター市場への参入等で、当社の高品質かつ低価格な製品を提供していきたいと考えています。


 小学校等への御社製品導入は環境教育にもなるとのことですが。

暁峰株式会社の製品

 再生液晶パネルを利用した液晶モニター
 

 そうですね。例えば先輩たちの使用したパソコンが液晶モニターに生まれ変わったとしたら、生徒たちはおそらく、「捨てられてしまうはずのものが、新しいものに生まれ変わる」ということを、直に感じる良い機会を得ることになるでしょう。それによって、生徒たちに環境意識が芽生え、「自分たちもこれから勉強して、将来何か社会のため、環境のために良いことをしよう」と思ってくれる・・・そういうことを期待しています。そのためにも、学校への製品提供等を通じ、地域に対して貢献していきたいと考えています。

 奨励賞を受賞されてのご感想をお聞かせください。

表彰式の写真

 表彰式で知事と握手を交わす小林さん(写真左)

 県がこのような賞を設けているのはとても有意義なことと思います。公正な審査を経ての受賞は社会的な説得力にもつながり、とても嬉しく思っています。ただその反面、プレッシャーもとても大きなものです。受賞によって私たちのビジネスモデルを認めてもらったわけですが、私たちはそこで終わらず、一歩一歩確実にステップを踏んで成長していきたいと考えています。そのために、県にも「支援」というよりもむしろ「連携」という視点で関わっていただきたいですね。全国に先駆けた環境に関する先進的な取り組みを共に行い、発信していけたら面白いと思います。


 小林社長が会社を経営していく上で大切にしていることはどんなことですか?

社員と談笑する小林社長

 小林さん(写真右)の好きな言葉は『人事を尽くして天命を待つ』。「夢があっても苦労しなくてはだめ。夢の実現には、最大限の努力が必要」と小林さん。社員とともに夢に向かって努力し、企業として更なる自社の発展を目指している。

 企業は社会に根を下ろして存在するものです。そのため、企業として何かを社会に還元するという意識を持たなければ、企業として存続する意義がないように感じます。
 私は学生時代、日本近代史を勉強し、渋沢栄一翁の『論語と算盤』の精神を学びました。理念がなければ、企業としていつか転んでしまうはず・・・企業にとっても常に「心」が大切と考えています。もちろん、その一方で企業として利益を得ることも必要ですので、そのバランスが難しいのですが、当社はこれからも、県から高く評価された「完全循環型ビジネスモデル」を通じて社会に貢献していきたいと考えています。


 最後にひとことお願いします。


 人間は常に気持ちが大切です。例えば、社会のために何かをするという時、まとまったお金ができて初めて寄付をするのではなく、できるところから徐々に何かをする。私たち一人一人が身近なところから、社会のために何かをしていくことが必要だと思います。
 当社も、今後、環境文化の創造という大きな視点に立ち、環境に関心のある有識者の方々と連携して環境問題への取り組みを進めていきたいと思います。